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【第1回:筋肉の種類と筋繊維】ボルダリングのためのスポーツ生理学

私自身もボルダリングに励む毎日ですが、ボルダリング・クライミングに励めば励むほど様々な壁にぶち当たります。「もっと効率的なトレーニング方法はないのだろうか?」とか「パンプの発生を遅くする方法はないのだろうか?」とか「効果的なストレッチ方法はないのだろうか?」とか。

そこで閃いたんです。

「・・・体について勉強して、自分にあった練習方法をあみだせばいいんだ!」と。
体や筋肉の構造、スポーツなどを知ることによって、より効果的な体の使い方やレスト方法を知り、ボルダリングに対する姿勢を変える事が出来るんじゃないかと。

全何回になるかは分かりませんが、皆さんと一緒に体について勉強していけたらと思い、「ボルダリングのためのスポーツ生理学」をコーナー的に設けるにいたりました。記念すべき第1回、筋肉の種類と筋繊維について紹介したいと思います!

目に見えるだけじゃない、3つの筋肉の種類

筋肉は、体を動かすだけじゃなく私たちの生命活動に大きく関わっています。呼吸運動も筋肉を使って行っていますし、内臓の働きも筋肉を使っています。筋肉は、大きく分けて骨格筋・心筋・平滑筋に分けることができます。

骨格筋って何?

骨格筋とは、横紋筋とも呼ばれます。今回の主役ですね。腕や脚など、骨格のまわりについていて人体を形成している筋肉のことです。私たちの意思で随意にコントロールできることから、随意筋とも呼ばれます。骨格筋に関しては後ほど詳しく説明します。

心筋・平滑筋って何?

心筋は、心臓だけにある筋肉のことです。心筋梗塞とか、心筋症とか、病気の名前でも皆さん聞いたことがあると思います。私たちが生まれてから死ぬまで常に規則正しく動いている筋肉です。平滑筋とは、内臓筋ともいわれる筋肉です。尿を運んだり、胃や腸を動かしたり、血管の壁だったりと、私たちの生命活動を維持している筋肉です。自分の意志で自由に動かしたり、止めたりすることのできないことから、不随意筋とも呼ばれます。

骨格筋の特徴と構造

みなさんは、鶏のささみは好きですか?鶏のささみをゆでて割くと細い糸のようなものがでてきますよね。(でてきますよ!)骨格筋は細い繊維が束状に集まったもので、その繊維のことを「筋繊維」と言います。鶏のささみを割いた時にでる細い糸のようなものはまさしく筋繊維です。人間の骨格筋もささみのような似た構造をしているんです。

肘を曲げると、力こぶができますよね。一般的に骨格筋は、真ん中が膨らんで両端が細くなる紡錘形をしています。そして末端は腱となって骨に付着しています。力こぶのように、収縮して力を発揮すると短く太くなりますが、肘を元に戻すと筋肉の膨らみがなくなります。弛緩した状態では骨格筋は細長い形状に変わるんです。

筋肉の収縮は、アクチンとミオシンが源泉!

そして、筋肉が力を発揮するための源泉が筋繊維内(原筋繊維内)にあります。その源泉とは「アクチン」「ミオシン」という2種類のタンパク質で、これらのタンパク質からできた繊維状の物質である、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントが重なり合う形で配列されています。それらが活動することにより、筋肉が収縮します。

筋繊維の3つの種類!速筋繊維と遅筋繊維

名称 別名 パワー 持久力 繊維の太さ 乳酸 筋繊維の色
速筋線維 FG繊維 大きい 低い 太い 蓄積しやすい
速筋線維
(中間筋線維)
FOG繊維 中間 中間 中間 中間 ピンク
遅筋線維 SO繊維 小さい 高い 細い 蓄積しにくい

筋繊維は大きく分けて3つに分類されます。速筋繊維と遅筋繊維。
そして速筋繊維が2種類に分かれたFG繊維とFOG繊維です。

速筋繊維は字のごとく、収縮の速度が速い筋繊維で、瞬発系のパワーの発揮に適しており、疲労が早いのも特徴です。速筋繊維の中でも、FG繊維はまさにハイパワーの筋繊維でバテやすく、FOG繊維は、ミドルパワーで持久力もFG繊維よりあります。速筋繊維は、FT繊維・白筋とも呼ばれます。白身魚の身の色が白いのは、速筋繊維だからですよ。

遅筋繊維は、収縮の速度が遅い筋繊維で、大きなパワーは発揮できませんが、持久力に富んだ筋繊維です。マグロは泳ぎ続けなければ死んでしまいますが、マグロの身が赤いのは遅筋繊維だからです。

ボルダリング・クライミングに必要な筋肉は?

筋繊維には、3つの種類があることは理解していただけたのではないかと思いますがクライミングでは一体どの筋繊維を多く動員するのでしょうか?ボルダリングは1手1手が負荷の強いため速筋繊維を多く使うハイパワー系、ルートクライミングはミドルパワー系、50m以上の長いクライミングは持久力の必要なローパワー系と考えられます。

ですが、実際はそう簡単に区別できそうにもありません。例えば、筋持久力を必要とする「中距離走」などのスポーツは、1ピッチ同じくらいの力を出し続けます。ですが、クライミングにおいてずっと同じ力を出し続けて登ることはほぼ稀と言えます。

また、クライミングにおいて重要なのは核心のムーブができるか、できないか。そのためにはいかに核心のムーブまで力を温存するかにかかっています。核心のムーブのためにハイパワーを発揮しなければなりません。

結論として言えることは、クライミングは他の運動に比べ非常に強度が高く、特殊であるということ。持久力系の遅筋繊維・ミドルパワー、ハイパワー系の速筋繊維、すべてを動員する必要があると言えます。

 

 

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